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プール
「理由なんて、愛ひとつで十分だ。」
したい事をすればいい。そんな流れに身を任せる生き方を知る。流れは誰にも変えられなくて、そうなったものは仕方ない。そうすればいままで悩んできた事がちっぽけに思えて明日をすっきり迎えられる。
タイ・チェンマイが舞台。バナナフライやコムローイを知る。
コムローイは紙で出来た熱気球で、ろうそくで中の空気を暖めて空に飛ばし、不安や悪魔が一緒に飛んでいくように願うというもの。儀式でよく使われるみたい。
映画では、飛ばすときにお願い事を1つする、という願掛けみたいな扱いだった。
シーンとしては、サヨが、母親と2人きりになったときに初めて、家族のあり方について本心を打ち明け、「2人の距離感」がお互いの意識にはっきりと刻まれた後に、夜のプール際でコムローイを飛ばす…
てのが印象的でした。何を願ったのかな。
三浦淳子「空とコムローイ」も見てみよう。
☆家族の距離感
☆死生観
ハンバートハンバートと小林聡美の曲がすごく沁みました。
配給・宣伝をしたスールキートスっていう会社が気になる。市川実日子が所属しているみたいです。
映画 | comment(0) |
「TOKYO FIBER 09 SENSE WARE」
@21_21 DESIGN SIGHT
原研哉がアートディレクターを務めるこの展覧会はミラノと東京で開催。
日本で生まれた最先端の人工繊維を用いた実験的な作品たち。これから先確実に普及する画期的な素材の存在を知った日。
今回の展示は、別に商業効果を狙うつもりもなく、まだ一般的ではない新しい素材を使った実験的なプロダクトデザインを通じて、これらの素材が普及する未来を描くといった趣でした。
原研哉はgggでの『「白」展』を見て以来ずっと気になっていた存在。
それというのもプロダクトデザインが本当に美しいんです。色味も無く、無駄のないシンプルなデザインだけど存在感があるんだよね。薄っぺらく聞こえるねこれ。
うーんなんていうか原点の美しさみたいなものを見せてくれる人です。今回で見るのは2回目なのだけど、「モナート」という作品には感動する。
黒い布の裏から浮かび上がった水滴に光が差し込みつやつやと輝いている。透明で正確な円から発せられる虹色の光を見ていると、これは世界で一番純粋で綺麗なものなんじゃないか!とか思ってしまう!
で最高潮で大きく震えながら雫となって、流れて消えていく様を見ていると、本当の美しさは作り物で出来るものではないんだなーなんてねなんてね。ずっと眺めていたいな。『「白」展』の「ししおどし」や「水のパチンコ」もいつかまた見たい。
◎原研哉(一九五八年岡山県生まれ)
「グラフィックデザイナー。日本デザインセンター代表。武蔵野美術大学教授。デザインの領域を広くとらえて多方面にわたるコミュニケーションプロジェクトに携わる。長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、二○○五年愛知万博のプロモーションにおいては、日本文化に深く根をおろすデザインを展開。商品デザインでは、AGF、ニッカウヰスキーをはじめ、日本各地の酒と米の仕事を手掛けている。また、松屋銀座リニューアル計画では、空間からグラフィックを横断する複合的なデザインディレクションを実践。梅田病院サイン計画では触覚性を意識した新しいコミュニケーションの可能性を示した。一方、展覧会「建築家たちのマカロニ展」「リ・デザイン/日常の二十一世紀展」では企画者として日常への視点を示唆している。「リ・デザイン展」は現在、世界各都市を巡回しており、同展で二○○○年世界インダストリアルデザインビエンナーレ(インダストリアル・グラフィック両部門)大賞、および二○○○年度毎日デザイン賞を受賞した。二○○一年より無印良品のボードメンバーとなり、その広告キャンペーンで二○○三年度東京アートディレクターズクラブ賞グランプリを受賞。書籍に関連するデザインでは講談社出版文化賞、原弘賞、亀倉雄策賞、一連のデザイン活動に対して日本文化デザイン賞を受賞するほか内外で数多くの賞を受賞している。」
長っ。無印良品にも関わってます。納得。
私はなんでこの企画に行ったかというと、mintdesignsと原研哉の対談があったからです。
mintdesignsは女の子モチーフとテキスタイルが特徴的なファッションブランドでとても好き。服の形も一風変わった感じでとにかく着てたらめっちゃ目立ちそう。色とかデザインとかでね。そして高くて買えない。好きと言いつつ一着も持ってない。でもなぜか昔からユニクロとコラボしている。もちろんそれはユニクロプライスで安いです。
なんで渋谷に一店舗しかないくせにユニクロとコラボしているんだろうと思っていたけど、今回の対談でやっと理解できた。というかmintdesignsは既存のファッションブランドとは違った。ファッションとその他のモノとの境目を失くそうとしている、と原研哉は分析してたけどまさにそうかも。ファッションデザインを超えてプロダクトデザインもやってしまっている。いずれ公共物のデザインもしたいと2人は言っていました。
一店舗しか店を構えてなかったり、でもこういう企画に積極的に参加していたり、ユニクロとコラボしたり、とにかくブランドにありがちな商業的高慢さが皆無だなと思った。アプローチの仕方がファッションブランドじゃない。
mintdesignsは今回の展示会で、人やチンパンジーの顔のマスクを発表していた。これは商品化するみたいだけど。あれ商業的w
◎mintdesigns
「服を一つのプロダクトデザインとして提案しつづけるデザイン集団「ミントデザインズ」はロンドンやパリで服飾デザインを学んだ勝井北斗、八木奈央、竹山祐輔の三人によって2001年7月に旗揚げされました。洋服というカテゴリーにとらわれずに、住居空間や日常生活の時間を豊かにするための制作活動を行う、という彼らの発表する作品の数々はシンプルなラインに隠された精巧に計算されたパターンや大胆なプリントが特徴。」
最初発表したのが新素材のボタンだったことからmintdesignsはプロダクトデザイン会社だと思われて、注目を浴びた時はアート関係の取材ばっかりだったそう。
なんだか新しい事をしている彼らを応援したい気持ちになってきました。ちゃんとお金出してmintdesignsの服を買いたいですいつか!
アート | comment(0) |
「ベルギー幻想美術館」
@bunkamura ザ・ミュージアム
「近代ヨーロッパの美術界の中で、ベルギーにおいては19世紀後半から20世紀にかけて、心の奥の世界を描き出した象徴主義、夢や無意識の世界を描き出したシュルレアリスムの優れた画家たちが登場し、幻想美術と呼ぶべき系譜を生み出しました。本展覧会は、姫路市立美術館が所蔵する、日本最大級の質と規模のベルギー美術コレクションから、19世紀末のフェルナン・クノップフ、ジャン・デルヴィル、ジェームズ・アンソールらから20世紀のポール・デルヴォー、ルネ・マグリットまでの油彩、素描、版画などにより構成され、まれにみる濃密な展開を示したベルギー近代美術。」
ベルギーの美術なんて注目した事なかった。マグリットってベルギーだったのか!
幻想的というか、少し陰気で鬱屈した展示が多かったような。。アンソールの作品はその中でも色使いが明るめで、陽気な表情の人物達が沢山いてにぎやかで好きでした。仮面モチーフをよく使っていたけど、両親の家が観光客相手のお土産屋だったことに影響されているよう。
マグリットはもはや絵の説明を読んでも意味がわからない。
奈良美智「AtoZカフェ」
@青山

もう見ての通りのかわいらしさです。癒し空間!客も店員も激カワな人しかいなかった。
思いのほか店内は広くて、バーカウンターもある。中央にはよく見かける奈良美智の部屋が。。
ただごはんメニューが渋谷&横浜赤レンガのお気に入りカフェとおなんじだった!!空間提供が上手なお店なんだなきっと。オムライス美味しい。絶対にまた行く!
アート | comment(0) |
「未完の横尾忠則ー君のものは僕のもの、僕のものは僕のもの 」
@金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館は2004年10月に開館。美術館の建築を設計したのは、妹島和世(せじま・かずよ)と西沢立衛(にしざわ・りゅうえ)。
横尾忠則展はめっちゃ面白かったです。ポスター以外の絵はあんまり知らなかったのだけど、やっぱり変な人なんだな。女体がほんとアホみたいに下品に描かれていました。あと過去の自分の作品を模倣してまた作品にしたり。アンリ・ルソーの作品のパロディーシリーズがツボだった。
窓辺にいる人々を棺桶に入れちゃった作品はマグリットへのオマージュ?自由だなほんと!やりたい放題。
☆常設展示
「スイミングプール」
レアンドロ・エルリッヒ(1973年ブエノスアイレス生まれ)
「金沢21世紀美術館の光庭のひとつに設置されたプール。ライムストーンのデッキが周囲を縁取り、ここから波立つプールを見下ろすと、あたかも深く水で満たされているかのように見えます。実際は、透明のガラスの上に深さ約10センチの水が張られているだけで、ガラスの下は水色の空間となっていて、鑑賞者はこの内部にも入ることができます。光庭を囲むガラス越しの眺め、プールを見下ろすと広がる風景、さらには内部からの眺めといった多様な経験が展開される本作品は、自己や他者の感覚、存在が時間をかけてゆるやかに交差する場と言い換えられるでしょう。」
まさに!不思議な感覚でした。こういう実験的なアート作品て面白いですよね。体験型だしアートに詳しくなくとも楽しめる!
◎レアンドロ・エルリッヒについて
「スキー場などの遊戯施設や室内空間に、だまし絵的なトリックを仕掛け、見る人の知覚を混乱させる作品をつくる作家である。〜科学的実験の厳密さではなく、見世物的な陽気さで、認知の混乱を軽やかに扱っている。」
とかかれてました。この人の展覧会があったら行きたいな。
☆コレクション展
これだけすごく印象に残った。
「愛国者たちの物語」映像作品
フランシス・アリス(1959年ベルギー・アントワープ生まれ。現在メキシコを拠点に活動。)
広場に人が一人。彼がポールの周りをぐるぐると周回する度に、端から羊が一匹づつ現れ、人の後を付いて行く。列を成し、やがて1つの輪になる。しばらくその秩序は保たれるが、そのうち羊が一匹づつ輪から離れ、先導していたはずの人間がいつの間にか列の最後尾になり、列を抜けていく羊の後を追うようにして、ポールから離れていく。
◎フランシス・アリスについて
「歩くことを作品にしている一風変わった作家。現代の監視社会を遠まわしに表現。」
簡単に書くとこんな人らしいです。ほほう。。「愛国者たちの物語」の映像は確かに監視カメラのようだったなあ。
羊を先導する人間役は作者本人だったみたい。
アート | comment(0) |
野田秀樹「ザ・ダイバー」
@東京芸術劇場
野田秀樹が池袋の東京芸術劇場の芸術監督を務めているおかげで、これから彼の演劇が格安で観れるみたい。本当に嬉しい!!!!!
13:00の回を観るために10:40からチケットの列に並ぶ。クッション必須でした。あっても疲れる…。けどそんな待ち時間で彼の演劇が1000円で観られるなんて本当に革命だとおもう。
今回の劇は過去見た作品より分かりやすかった。そう思ったのは多分、もともとロンドン公演が先行だったから、戯曲に日本的な掛け言葉を無くしたからだと。ただ、その分脚本を読んだ時の驚きや発見が無かったなあ。
いつもの野田秀樹の劇は、劇中じゃ拾いきれない事が沢山ある。しかも戯曲見るまで気付かないのだ。
「日野OL放火殺人事件(過去、実際に起きた事件)」+能+源氏物語、っていう一見相容れない組み合わせが野田秀樹には想像出来てしまうんだから感心する。引き出し引き出し!
お面を被って顔を隠す、お面があればどんな姿にもなれる、お面を演じる、お面が乗り移る→人格を形成する
ていう能のイメージが、多重人格を装う犯人と一致した。
犯人の一番の苦しみを理解しようとした上での展開で、最後はすごくぐっときた。堕胎するのも殺人とかわらない。
この事件の犯人と同じような苦悩、怨念を抱いた事がある人は世の中に沢山いるのかもしれない。一番に責めるべきなのは「無責任」なのだと思ったのでした。
大竹しのぶの演技を生で観たら、本当に民放TVドラマなんて見ていられなくなるとおもうよ。凄すぎて笑った。でもハイライトは渡辺いっけいが松の木だった時ですね。
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